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性感染症のひとつにトリコモナスという病気がありますが、男性の場合は自覚症状がないことが多い病気です。女性はオリモノなどに変化があらわれるので自覚しやすいですが、いずれにせよ、どういった症状があらわれるか把握しておくことが、この病気に感染したことに気づくために重要だと言えます。もし病気になっていた場合は適切な治療を行わなければならないので、どういった方法で治療するかという点も知っておくと良いでしょう。

女性がトリコモナスに感染した際の症状

原因となる原虫が身体に入り込むと、身体に異変が生じます。コンドームなしでの性交渉で感染することもありますが、稀に銭湯やトイレの便器からうつることもあるので注意が必要です。女性が感染したときには、オリモノのニオイなどから、何かしらの病気ではないかと自覚できる人が多いと言えます。具体的にはどのような異変が起こるか知っておくことで、トリコモナスだと判断する手助けになるでしょう。女性は主に膣や子宮の入り口、膀胱や尿道に感染することが多く、感染した場合は、オリモノが泡状になり悪臭が気になるようになるという特徴があります。オリモノの変化以外では、外陰部や膣に強い痛みや痒みを生じることがあるのです。

女性が感染してしまうと、男性よりも強い症状が出るため、大変な思いをすることが多いと言えます。ただし、女性でも稀に症状を感じない人がいるのです。痛みや痒みが起こらないのであれば放置しても良いと思ってしまう人もいるかもしれませんが、感染に気づかなかった人がコンドームなしで性行為などを行うことによって、他の人に感染させてしまうことがあります。特に男性のほうが自覚しづらい傾向にあるので、女性も無自覚であった場合はふたりとも気づくことができなかったり、どちらか一方が治療したとしてもふたりとも感染していたことに気づかず、再び病気をうつし合ったりしてしまう可能性があるのです。

女性はオリモノなどに症状があらわれやすい傾向があります。通常のオリモノよりも臭いが強いと感じる場合や、色や見た目に違和感を覚えた場合は性病になっている可能性が高いです。オリモノに異変があらわれる場合は目や鼻で容易に感じとることができるケースが多いので、観察してみると良いでしょう。また、これらで気づくことができないとしても、性器周辺に強い痒みや痛みがある場合も性病かもしれないので、検査や治療を行う必要があると言えるでしょう。

女性の場合は性病科や産婦人科に行くことで、トリコモナスかどうか診断してもらうことができます。自覚症状が起こりにくい病気であるため、些細なことでも異変を感じたときにはすぐに医療機関を受診するようにしてください。特にオリモノは性病の発症をチェックする上で非常に役立つポイントなので、日頃から自分のオリモノを観察しておくと、いざというときに役に立つでしょう。

男性がトリコモナスに感染した際の症状

男性の場合は、トリコモナスに感染しても比較的症状が軽いと言えます。軽い排尿痛や少量だけ尿道から膿が出るというような軽度の異変なので自覚症状がないことが非常に多いです。しかしながら、気づかなければ大きな病気を引き起こしてしまう可能性もありますので、あらかじめ男性によくある感染原因や症状などを知っておくことが大切だと言えます。

男性が感染すると、尿道に原虫が入り込み尿道炎のような症状を起こすことがあるのですが、これは稀なことであり、ほとんどの人は尿道炎のような症状を感じることがありません。自覚がある場合は軽い排尿痛や尿道からの膿によるものですが、これらで気づくことができる人は、かなりレアなケースだと言えます。オリモノの悪臭のような、わかりやすい特徴がないので、些細なことであっても病気かもしれないと感じることがあれば、病院に行くようにしてください。

この病気は原虫による感染であり、性行為以外でも感染することがあります。男性に多い感染理由としては、コンドームなしで行ったセックス以外に、銭湯や便器などの利用があると言えるでしょう。原虫は感染者の体内を離れても環境によっては生存し続けることができます。銭湯やサウナの座る場所、浴槽のフチや便器などに原虫がいると、同じようにそこに性器を触れてしまった人に感染するのです。ただし、男性の場合は排尿することによって尿道内にいる原虫を排除することができますので、それほど奥まで原虫が入り込んでいなければ排尿によって防ぐことができるでしょう。

男性は自覚症状が少ないですが、放置してしまうと前立腺や精嚢にまで入り込んでしまい、それが原因でひどい尿道炎や前立腺炎を引き起こす可能性があります。すぐに気づいて治療を行うことができれば前立腺炎などまで進行することがありませんが、自覚症状があらわれにくいことから、なかなか気づくことができないという人が多いので注意しておいてください。感染しないようにするために、銭湯やサウナの座る場所に気をつけたり、便座に座るときには除菌したり、対策をとるようにすると良いでしょう。もちろんパートナーと行為を行う際には、コンドームを使用してセックスを行うようにするということも大切なので、相手がピルを服用しているなど妊娠する可能性がない場合でも予防に努めるようにしてください。

トリコモナスにはメトロニダゾールで治療

性感染症を治療するための薬はたくさんありますが、トリコモナスを治療するためには、抗原虫薬であるメトロニダゾールが効果的だと言えます。メトロニダゾールを主成分とする抗原虫薬には、フラジールというものがあり、この病気を治すためによく用いられると言うことができるでしょう。効果があるので、病院やセルフチェックの結果、陽性だとわかった場合は利用を検討することがおすすめです。

メトロニダゾールは、原虫の体内でニトロソ化合物を変換し、DNAらせん構造の不安定化を招くことによって、抗原虫作用を示します。DNAの不安定化が起こると原虫を死滅させることができるので、とても効果的に作用するということができるでしょう。フラジールは呼吸器科系の病気や細菌による病気などの治療でも用いられることが多く、とても優れた医薬品だということができます。

フラジールは、主成分であるメトロニダゾールが1回あたり250mgになるように計算して、1日に2回服用し、それを10日間続けなければなりません。250mg錠で処方されたり、購入できたりすることが多いので、大体は1回につき1錠を飲むことになります。もしも飲み忘れた場合でも、絶対に2回分一緒に飲んではいけませんので、誤って多く飲んでしまったときは、すぐに医師に相談するようにしてください。また治ったと思って途中で飲むのをやめてしまってはいけないので、指示通りに飲むように気をつけましょう。

副作用は発疹や食欲不振、吐き気や胃の不快感などがあります。稀に手足のしびれなどから末梢神経障害、ふらつきや歩行障害から中枢神経障害などを引き起こす可能性があります。どの薬でもそうですが、医薬品には様々な副作用があるので、何かしら身体に異変が生じたときには、服用を中断して病院に行くようにしてください。

フラジールは抗原虫薬として、とても優れた効果を発揮します。もしもトリコモナスに感染したかもしれないと思うのであれば、まずは医療機関を受診したり検査キットを利用して本当に病気であるかどうかチェックしたりしてみると良いでしょう。その結果、陽性であることがわかった場合は、フラジールを使用することを検討してみてください。もし利用するのであれば、効果を引き出すためにも用法容量を守って正しく利用するようにしましょう。

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